命の歌

 22, 2008 00:50
081011_1725~01

          あなたが見せた命の煌きは
          時が過ぎても
          鮮やかな記憶となって甦る

          あの日の胸の痛みは
          いまだに鈍く心の奥を刺すけれど

          最期に聴いたあなたの歌声は
          やさしい子守唄のように
          その痛みを癒してくれる

          幼子のように微笑みながら
          永遠の眠りについたあなたは
          今は 遥か遠い空の上で
          高らかに歌い続けているのでしょう

          命の歌を


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昨年の9月に、20年来の友人が癌で亡くなりました。
彼女を支えたもの。それは歌でした。何度もソロコンサートを開いたり、県民オペラの準主役に
選ばれたり、彼女は精力的に活動してきました。
その年の県民オペラにもオーディションで合格した矢先の末期癌宣告でした。

わたしにとっては、妹のような大切な存在でした。
お見舞いに行ったとき、ヘマタイトのブレスレットを作って渡しました。
彼女を守ってくれるようにと願いをこめて。
その時に、同じ癌で苦しむ人のために院内コンサートを開く計画があることを聞きました。
既に、かなり病状は進行しており、顔半分が顔面麻痺している状態でしたが、彼女の気持ちは
揺るぎませんでした。
そのために、抗癌剤治療も止め、歌の練習を始めました。
わたしは、どうしてもその姿を見届けたいと思い、コンサートに足を運びました。

その日の彼女は、いつものように颯爽と登場し、その澄んだ歌声で患者さんたちを魅了しました。
わたしは涙が溢れて止まりませんでした。ほとんどの人が涙を流していました。
彼女は最前列に座っていたわたしに微笑んでくれました。右手にヘマタイトのブレスレットをつけて。

コンサートは大成功でしたが、すぐに彼女は病室に運ばれました。

そして、その1週間後天に召されたのです。

あまりに鮮烈な生き方をした彼女の記憶は深く心に刻まれ、決して忘れることはないでしょう。

自分の人生を生き抜いた彼女は、ある意味しあわせだったのかもしれません。
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COMMENT 2

Sun
2008.10.26
23:00

アンジェリーナ #-

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>ハートさん
時が経つのは早いものです。
まだ、思い出にするにはあまりにも、身近す
ぎて、時々苦しくなります。
けれど、空でしあわせに歌っているだろう彼
女を思い、できるなら穏やかな気持ちでその
歌声を思い出せる日がきたらと願っています。

Edit | Reply | 
Wed
2008.10.22
14:27

ハート #-

URL

もうあれから1年が経つんですね。
これを読んで、私もブログで拝見したことを思い出しました。(T_T)
とても素敵な方でしたね。
きっと、向こうでも皆さんの前で歌ってらっしゃるのでしょうね。

Edit | Reply | 

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